超簡単にウサギを飼う上での心構えと準備を説明
このページでは、最低限ウサギを飼うために必要な知識と準備を記載してあります。初めて飼われる方や飼おうと検討している方は、「こんな生き物なんだ。」「こんなものが必要なんだ。」と知っていただければと思います。現在一緒に過ごしてる方は、おさらいを。知らないことがあったら必ず覚えて帰ってくださいね。詳細な説明やオススメ用品ページも用意していきますので、時間がある方、もっと知りたい方はぜひチェックしてみてください。
心構え
- ウサギは臆病な生き物。小さい子がいる家庭には不向き。ストレス耐性低。
- 病気になったらその日のうちに病院へ。すぐに亡くなる生き物。医療費は普通にかかる。貯金か保険加入を。
- コミュニケーションは、人間側は「追うな!向こうがくるまで待て!」が基本。イヌ、ネコのようなコミュニケーションはとれない。ウサギ式を覚えよう。
- メスは避妊手術をしないと子宮の病気に100%なる。それくらいの心構えでいてください。
- とにかく健康なうちに信頼できる先生を探し、健康でも通院すること。
準備
用品
- ケージ:体重1kgちょっとの子でも最低60cm×50cm。大きければ、なおよし。
- 牧草入れ(フィーダー):干し草の入れ物。
- ペレット入れ:倒れないor固定式皿。
- 給水ボトル(または皿):皿は理想だが、ひっくり返したり水がすぐ汚れる。ボトルでも皿でもどっちでも。
- トイレ:簡単に覚えない。飼い主の気合次第。頑張れ。
- ペットシーツ:ケージの下、トイレなどに使用。齧るから、ウサギに直接触れるべからず。
- かじり木:ストレス発散に。
- 爪切り:できなければ月に1回病院または専門店へ。
食べ物
- 牧草:主食。常に食べ放題。一番刈りチモシーが手に入りやすい。毎日新しい牧草を与える。
- ペレット(ラビットフード):主食ではない。パッケージに書いてある量は多いことがほとんど。1日あたり、生後6カ月までは体重の1.5-3(5)%。その後は1.5%以下。ちゃんと計量して与えて。
- 野菜:ネギ等×。食べられるもの学ぶべし。本人の頭くらいの量を毎日が理想というのが最近の流れ。ちょっと昔までは、おやつ程度に少しという考え。与えなくてもまず問題にならないが、ウサギ用おやつを買うくらいなら、緑黄色野菜を。
- 水:必須。切らすことのないように。
- サプリメント:基本的に不要。専門店の人にいろいろ勧められると思うが、効くデータはまずない。
その他注意事項
- 暑さに弱い。最低でも4-28℃以内に室内を維持。
- ウサギは繁殖の象徴。生後、最速3、4カ月で、妊娠できる。オスメス飼うなら不妊手術を。
- 骨が折れやすい。強く押さえることは避ける。
- おやつ:甘いもの、炭水化物が含まれているものは、極力少しに留める。与えすぎると体調を崩すor/and太る。
- 基本抱っこが好きな生き物ではない。
- 換毛をする。手でいいので、ブラッシングしないと病気になるかも。
- 生後2か月過ぎてから、自宅へ。自宅へ来てからは、慣れるまでベタベタ触らない。
ウサギは簡単ではない。
私は、ペット(コンパニオンアニマル)を飼うことは、人間のエゴあると考えています。その上で私たちは動物と過ごし、獣医師は仕事をしています。
動物を飼うことの意義、価値を今一度考えてみてください。
一つの命として大切に、感謝と敬意をもって、人もウサギも楽しく過ごせるよう心から願っています。