ウサギは骨が折れやすい
ウサギの骨格は体重の7~8%と軽いです。(猫12~13%)
しかし、骨格筋は体重50%以上あり、筋肉が非常に発達しているため、自らのキック力で脊椎骨折をしてしまうことがあります。(特に第7腰椎付近)
そのため動物病院ではレントゲン撮影や、採血時でさえも骨折に注意深く配慮しなければならなりません。(常に獣医師の頭を悩ませます。)
脛骨には構造的な問題もあります。
ウサギの椎骨は、頸椎(C):7~8,胸椎(T):12~13,腰椎(L):6~7,仙椎(S):1~4,尾椎(C):15~18 と個体によってかなりのバラつきあります。
肩甲骨の棘下窩は三角形、肩峰の鉤上突起は大きく突出しています。
他の動物では、腸骨、坐骨、恥骨からなる寛骨臼(大腿骨が接続する部分)は、ウサギの場合、腸骨、坐骨、とその他の小さな骨から出来ています。