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ウサギの仕草から読み取る

寝ているウサギ

ウサギはあまり表情が変化しない生き物と言われることがあります。確かにウサギは、イヌやネコと比べて、顔を見てわかりやすい表情をしてくれるわけではありません。そのため、人間的な感覚や感情だけを頼りにし、ウサギに接していると、飼い主の思うウサギの気持ちと本当のウサギの気持ちとの間に、大きな差が生まれ、「怒っているのに、楽しんでいる。」「発情しているだけなのに、好かれている。」と勘違いが生まれます。

ウサギの表情(感情)は体全体から読み取ります。少しでも、飼い主様がウサギの気持ちを理解し、今後のコミュニケーションがより、はかどるようなお手伝いがこのページではできればと考えております。

リラックス

上記の動画では、撫でられて徐々に床に頭をつけていく仕草や歯ぎしりをしてる様子が見られます。このような状況はリラックスしていると言っていいでしょう。

ただし注意

頭を撫でさせるというウサギの行為は、上位のウサギが頭を下げて下位のウサギに頭をなめさせるという本能からくることがあります。この場合、リラックスして心を許しているわけではなく、「私はあなたよりも上です。」と順位を再認識させているだけのことがあるため注意が必要です。撫でているのをやめるとすぐ怒ったりするときは、リラックスしているわけではない可能性があります。

歯ぎしりは、気持ちがいい時以外にも、歯の病気の時、強い痛みを覚えた時などでも行うことがあります。歯の病気であれば、食欲に変化が出たり、口を常にもごもごと動かしたり、時にはヨダレが垂れてきたりと、別の症状が出てくることが多いです。強い痛みの場合は、じっとして動かないなど行動に変化が起こります。

草食動物は野生ではお腹を見せる行為は死を意味するため、よっぽどリラックスをしていないと(安全な場所と認識していないと)横になったりお腹を見せて寝転んだりはしません。飼い主さんにとってお腹を見せてくれるということは非常に喜ばしい仕草です。本来このような態勢になる生き物ではないため、生涯この仕草をしてくれない子もいます。

あなたのことが大好き

ペロペロなめる仕草は、愛情表現の証です。ただし、ハンドクリームなどのニオイが気になってなめているだけのこともあります。鼻先でつんつんしてくる行為は構ってほしい時などに行うことがあります。

テンション↑↑(楽しい!)

テンションが上がってくるとウサギは全力でダッシュをしたり、ツイストしながらジャンプをしたりします。

警戒!

耳をぴんと立て、音の方向に耳を傾けます。動画のように二本足で立ち、音のほうをじっと眺めていたりすることもあります。ウサギの耳は非常に良いので、人間には聞き取れない音を聞いていることもしばしばあります。このような仕草が見られた時は、「音が気になるぞ!」「危険が迫っているかもしれないぞ!?」とウサギは思っているでしょう。

警戒&怒っているぞ!(足ダン)

野生では仲間に危険を知らせる為に行う行動と言われていますが、飼育されているウサギでは、怒っていたり、不服に感じている時に行うことも多いです。

怒り

ウサギが怒っている時にはブウブウと鳴いたり、攻撃をしてきたりします。ウサギの怒りは4段階に分けて説明されることがあります。

怒りのレベル仕草
1段階耳を倒して毛を逆立てる。ブウブウと鳴く
2段階前足でパンチを繰り出す。
3段階噛みこうと突進してくる。(噛みつくフリをする。)
4段階全力で噛みつきに来る。

興奮していますor私のほうが上です

足や手にしがみついて来て、腰を振る行為は好意を寄せられているわけではありません。私のほうが上だぞ!という順位付け(マウンディング)または、オスの場合は発情しているだけです。逃げないようにするために、噛みついて来たりもします。足の周りをくるくる周る程度であれば、構ってほしいなどの表現とも受け止められますが、その後しがみついて来たり、腰を振る場合は意味合いが異なることをご理解ください。

マウンディングや発情行動として、行っている場合は、放置していると、エスカレートし頻度が増えてしまうかもしれません。早めに足や手を引き、やめさせてあげましょう。

牧草を口にくわえる、自らの毛をむしるは、妊娠(偽妊娠)

メスのこのような行動は巣作りの一環で、妊娠をしているか、偽妊娠の状態にあることを意味しています。偽妊娠は、陰部を不用意に触ってしまったり、オスが近くにいる場合に、なりやすいです。去勢していないオスと一緒に飼っている場合は、本当に妊娠している可能性があります。

About the author

ウサギのハート

このサイトの管理人。ウサギが好きで獣医師になる。勉強のために学生時代からウサギのハートを作り始め、様々なウサギの診察で有名な病院へ実習見学をしたり、専門店へインタビューをしたり、ラビットフードを作り始めたりするちょっと変わった人。十人兎色な考えをこのサイトに記し、ウサギの地位が向上することを願っている。