性的なストレスがかかっている状況です。
プレイボーイのマークがウサギであるのは、繁殖や性欲の象徴であるからです。つまり、未去勢オスは性的欲求の塊であり、性的な欲求の高まりが腰を振る行為として表れているのです。
よくぬいぐるみを与えて、腰を振らせている飼い主様を動画等で見かけますが、とんでもありません。性的なストレスの結果、腰を振るという行為をしています。それによって欲求が改善されるわけではないため、ぬいぐるみを与えることによって、さらにその行為を助長させています。早急に辞めさせるべきです。
とにかく、人やぬいぐるみ、他のウサギに対して腰を振り始めたら、隔離し興奮が落ち着くまで数日はそっとしておくのが理想です。ただし、同じような環境があれば、繰り返してしまうでしょう。
去勢手術は、優しさでもある。
腰を振る行為を、微笑ましく思わないでください。本人は性的な衝動やストレスが高まって、つらい状況と言っても過言ではありません。特に未去勢のオスウサギをメスのウサギと一緒に飼育されている場合は、生殺しのような状態をオスのウサギにさせているようなものです。
去勢手術を行うことは、その子に対する優しさでもあります。性的なホルモンに依存しない生活をウサギが送れることは、今後の飼い主さんとの生活を穏やに、そしてフレンドリーに過ごすための助けになります。性ホルモンの影響により行う尿スプレーはほとんどの場合軽減し、攻撃的性格も落ち着くことが多いです。もちろん、腰を振る行動も激減するでしょう。
※腰を振る行動を、優位性を示すために行っている場合や、クセとして染みついてしまったものについては改善がない可能性があります。