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飼い方

ケージ選びの真実。床の材質も考えどころ。

ケージ

サイズで選ぶ

ケージサイズは、ネザーでも60cm×50cmくらいは、ほしいところというが・・・

ウサギのケージ選び方の目安として以下がよく言われています。

  • のびて横になれる程度
  • 立てる高さ
  • 3歩は歩けるサイズ

などとよく言われています。ただ、これは日本の住環境を考慮して決められた最小サイズです。海外だと動物のQOLを重視し、2m×3mは遊ぶスペース含め必要だとか、リビング用のケージでさえ、140cm×70cm以上を推奨していたりします。(もともと飼育されているウサギが大きいということもありますが…)

結論:ケージ含めウサギのスペースは大きければ大きいほうがいい

ご家庭によっては、一室ウサギ部屋なんて方や、お庭をラビットランにしている方もいらっしゃいます。大きいほうがいいと言いますが、もちろん多く方が、そんなに大きいスペースを用意することは難しいです。ぜひ、ご在宅の時はサークル等をうまく利用して、大きいスペースで遊ばせてあげてください。

床で選ぶ

プラスチック?金網?木製?

ウサギにはソアホック(潰瘍性足底皮膚炎)と呼ばれる病気があります。特にレッキスがかかることが多く、足の裏に負担がかかり炎症を起こしてしまう病気です。これは床の形や材質が影響していると言われています。なるべく床は柔らかく、清潔に保ちたいものです。

木製の床が柔らかく良いと言われることもありますが、木製の床の欠点は掃除のしにくさです。尿や便が染みつくとなかなか落ちず、ウサギ自身がかじることもあるため、頻回の交換が必要です。

その点、金網やプラスチックは掃除はしやすいです。足の裏の一点に体重がかからないようにするために、網目は便が通るくらいの大きさで、なるべく網目が細かいほうがよいでしょう。

オススメは、床の上に牧草マットなどの「柔らかい材質」を置くこと

トイレを一定の場所へ、しつけることさえできれば、床の上に柔らかい材質のものを置くことができます。かじって食べてしまわない子であれば、使い古した洋服などをカーペット代わりに床に敷くのも良いと思いますし、かじって食べてしまう場合は牧草マットを敷き詰めることによって、足の負担を軽減できます。床の材質はなんであれ、「足にやさしく」を忘れずに!

おすすめのケージはこちら

SANKO「イージーホーム」

掃除用の引き出しがあり、上と側面が開き、替えのすのこも売っています。最低限の必要なものが備わっており、安価。高価なケージ1個を長く使うより、これを2個買ったほうがよいかも。

KAWAI「コンフォート」

高さがあり、扉もたくさんついてます。取り外し可のロフトもついていますが、ロフトの床の網目に足を引っかけて転落してケガをしたという報告があるため、ロフトを使用の際は対策が必要です。

サークルは網目が細かいウサギ用のがいいかも

イヌ用のサークルを流用することもできますが、網目のサイズに注意してください。小さい子だとすり抜けて外に出てしまうなんてこともあります。

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ウサギのハート

このサイトの管理人。ウサギが好きで獣医師になる。勉強のために学生時代からウサギのハートを作り始め、様々なウサギの診察で有名な病院へ実習見学をしたり、専門店へインタビューをしたり、ラビットフードを作り始めたりするちょっと変わった人。十人兎色な考えをこのサイトに記し、ウサギの地位が向上することを願っている。