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トップ>interviews » うさぎのおめめ
インタビュー

  皆さんはうさぎ好きのための番組がインターネット上にある事をご存知だろうか。
 “視聴者のみなさんと一緒に作るうさぎ番組”を掲げる「うさぎのおめめ」は、愛知県名古屋市のインターネットテレビ局「わいわいテレビ」が全国に向けて発信しているコンテンツだ。毎週木曜夜8時からウサギづくしの1時間を視聴者に送るこの番組は、2012年11月で3周年を迎えた。
 ペットの中で決してメジャーではない“うさぎ”を主役に立てながら、はやりすたりの激しいネットテレビの中で好評を博し続け、長寿番組となりつつある「うさぎのおめめ」。その人気の秘訣を探るべく、「わいわいテレビ」のディレクターであるジョニィ☆さんに、番組立ち上げの経緯やうさぎへの思い入れなどについて、お話を聞かせていただいた。(取材日2012.10.3)

少人数、省スペースから生み出される番組たち

  「わいわいテレビ」やジョニィ☆さんの担当内容について教えてください。

「わいわいテレビ」は、2009年より広告ツールの一環としてジャナク株式会社が始めたインターネットテレビ事業です。ペット、医療、美容、トーク番組まで豊かなジャンルの番組をお届けしています。母体であるジャナク株式会社は、1973年より広告会社として、企画・デザインからWebの作成・運営管理まで、トータルコーディネートを行っております。
 私は入社当初からチラシ制作をしていましたが、現在では「わいわいテレビ」の企画・撮影・編集・放送・facebookの更新・メール対応など、テレビ事業に関わるほとんどの業務を担当しています。
 広告会社が突然始めたネットテレビ事業なので、「わいわいテレビ」はオフィスの一角に、“スタジオ”として設けたスペースがあるだけ。モニターも古いテレビを再利用したりと、かなりエコなスタジオです。実際に訪れた人がよく驚かれますよ。「え?ここがスタジオなの?」って。小スペースで放送できるのがネットテレビの良い所。小さなスタジオから世界中に番組を配信しています

  「うさぎのおめめ」という番組の誕生についてお聞かせください。

 わいわいテレビは社長の「とにかく番組を作れ」の一言で始まりました。急に始めたテレビ局ですから、開局当初は何の番組もなくって……(笑)
 猫や犬の番組を作り始めたときに、うちの社長の知り合いでした原田朱美さんから「私うさぎを飼っているから、うさぎの番組も作って欲しいな」と言われ、始まったのが【うさぎのおめめ】です。
 当時は番組数を増やすことが目的だったので、企画を見直す時間もなく、とにかく必死でした。朱美さん自らの出演、告知の甲斐もあって初回放送から視聴者が多かったです。失礼ですが、正直「うさぎで番組が成り立つのか?」と疑っていた部分もありました。しかし、生放送中の視聴者チャットに参加する人の多さに「うさぎってこんなにコミュニティー力があるんだ!」と驚かされました。
 ちなみに、「うさぎのおめめ」という番組名を考えてくれたのも朱美さんです。
 よく「なんで“おみみ”じゃなくて、“おめめ”なんですか?」と聞かれますが、うさぎの仕草や可愛らしい動き、さらには躍動感までも伝えることができるのがテレビの良さ。「おみみ」ではなく「おめめ」というネーミングは、そんな感覚から違和感なくすんなり決まった記憶があります。

  「うさぎのおめめ」出演者の紹介をお願いします。

 女性スタッフである「まっちゃん」はweb担当です。わいわいテレビのHPはもちろん、弊社で作っているHPの制作や管理を行っています。撮影・放送の助手もしています。女性であっても撮影のときには大きなカメラや重い機材を持って歩き回ります。
 メインパーソナリティーであるうさぎ先輩こと五島安則さんは、かつて「トム」という名のミニレッキスという種類のウサギを飼っていたことから出演者に選ばれました。「うさぎ先輩」というあだ名と共に、毎年はだか祭りに参加することから「はだか先輩」と呼ばれることも(笑)ユーモアたっぷりのイケてる中年男性。ジャナク非社員で、普段は建築関係のお仕事をされています。
 また、現在療養中ですが、この番組の発起人で、メインパーソナリティーである原田朱美さんは、「ポワロ」という名のうさぎを飼っています。明るくて前向き、愛すべき天然キャラですが、自身のブログで番組のことを宣伝してくれる非常にまじめな一面もあります。ジャナク非社員で、普段はインテリア関係のお仕事をしています。



うさぎを楽しむ

  生放送の感想をお聞かせください。

 生放送はとにかく「疲れる!けど、面白い!」の一言です。
 1番困るのは機材のトラブルですね。本番に入ってから「音声が出ない!」「映像が見られない!!」等、機材の調子が悪い時は臨機応変にコーナーの順番を変えています。その間にスタッフが機材の修理や、パソコンの変更をしたりと、裏でバタバタやっています。とにかく放送してみないと分からないのがテレビの難しいところ。番組は“生き物”です。やり方次第で進化も退化もするところが、私たちの腕の見せ所です。
 また、ネットテレビにしかない、特徴ともいえる生放送中の“チャット”ですが、これはすごく大きい存在です。放送中のチャットは、視聴者同士で盛り上がっていますが、スタッフにとっては非常に勉強になっています。「うさ飼いさん(うさぎを飼っている人のこと)はこっちに興味があるんだ」「この感じならこういうコーナーが作れるんじゃないか」と生放送中にひらめくことがありますね。チャットは、視聴者の反応が分かり、番組の改善点がすぐに見つかるので貴重な存在です。

  番組作成において気を付けていることがあれば教えてください。

 番組のモットーは、“本物のうさぎ ”を楽しむこと。
 動物が喋ったり、動きに合わせて効果音をつけたりする演出が、ペット番組ではよくありますよね。しかし、【うさぎのおめめ】が制作している映像には、うさちゃんに吹き出し(アテレコ)を付けたり、“ピョコピョコっ”と効果音をつける編集をしないようにしています。
 うさぎって、本当そこにいるだけで癒しなんですよね。ですが、決してぬいぐるみではありません。命あるものですし、必ず死は訪れます。うさぎは生き物。カワイイぬいぐるみと勘違いされないように、映像に映り込んだフンやシミ汚れも修正しないで放映しています。見ていて汚い印象を受ける方もいるかもしれませんがご理解頂けますと幸いです。
 他には、「視聴者からの投稿コーナー」では、なるべく同種同色のうさちゃんを続けて紹介しないように配慮しています。ネザーのオレンジばかりが続いて、見ている人が混乱しないようにするためです。逆に同じ名前のうさちゃんは、立て続けに紹介することが多いです。これは、忘れた頃に同じ名前が出てきたとき、「さっきも紹介しなかった?」と勘違いされないようにするためです。小さな事ですが、スタッフの努力が伝わると嬉しいです。

  番組をやっていて良かったこと、うれしいはありますか。

 嬉しいことは、視聴者との距離が近いことです。視聴者からのお便りに、スタッフの名前やねぎらいの言葉も添えてくれることがあります。放映時に読み上げることはないですが、いつも丁寧に読ませていただいています。ちなみに、わいわいテレビがやっている番組の中では、視聴者が我々スタッフの名前まで憶えてくれる番組は【うさぎのおめめ】だけです(笑)
 あとは、「うさぎに詳しくなったこと」でしょうかね。
 うさぎを飼っていないのに、今ではアドバイスができるほど知識がつきました。



ウサギ番組としての3年間

  ウサギを番組のコンテンツとして見た場合いかがですか

 ペット番組という点では、正直 “うさぎ” では劇的に数字(視聴率)を出すことは難しいです。やはり「犬・猫」を扱ったほうが企業の協力も得られやすいのが現状です。しかし「ネットテレビ」という点では、“うさぎ”という着眼点は悪くないと感じています。というのも、インターネットというものが偏りの強い世界ですので、専門性が高い番組はわりと歓迎されるようです。皆さん、チャットでうさトークをするのがすごく楽しそうです。
 最近はぐっと男性の視聴者が増えてきました。きっとインターネット上なら「僕もうさぎ飼ってますよ」「うさぎが好きだー!」と言いやすいのでしょうね。ですから男性も女性も楽しめるように番組内のテロップ、HPの文字色やデザインも配慮しています。
 ネットテレビが、技術面や機材、資金面などで一般のテレビにかなうはずがありません。勝てるとしたら“コンテンツ・内容”。「テレビで出来ないことをやろう!」という姿勢が、ネットテレビでは成功する気がします。そういう意味では、“うさぎ” という着眼点は意外とヒットなのかなと思っています。

  3周年を迎えていかがでしょうか。

 この3年間で番組を制作する環境は変化しました。開局当時は男性2名と私だけでしたが、女性スタッフが1名増えました。スタッフの平均年齢も若くなり、殺風景だったスタジオがぬいぐるみやポスターによって可愛く装飾が施され、明るくなりました。
 最初の頃は「どうしよう!今週は放送するものがない!」の連続でした。ギリギリで「総集編」を作ったり、投稿数が少ないとフリートークをしたりと、今思えばかなりムチャなことをしていたかもしれません。
 ここまで続けてこられたのも、みなさんの“うさぎ愛“のおかげです。温かく見守ってくださりありがとうございます。

  最後に、皆さんにメッセージをどうぞ!

 【うさぎのおめめ】はぜひ生放送でご覧下さい。うさぎが大好き!うさぎについて語りたい!という人はどんどんチャットで番組に参加して下さいね。
 【うさぎのおめめ】が「うさ飼いさんなら誰でも知ってる!」くらいの存在になれるよう、これからも楽しい番組を配信し続けていきたいと思います。

   番組を始めたばかりの頃は、「ハムスターとかモルモットとか、他の動物も取り上げようか……」と悩んでいたこともありました。でも、視聴者の皆さんの反応から「うさぎについて語りたい!」「みんなで共有したい!」という思いが強く伝わってきて、とても勇気づけられました。そんな期待に応えるべく、私たちは毎週“うさぎ”のみに焦点を当てて、本気で番組を作っています。うさ飼いさんだけでなく、「犬猫ばかりのペット特集じゃ物足りない!」と感じている人たちの集まるコミュニティーになってくれれば幸いです。

うさぎのおめめ

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