facebook

mixi

twitter

トップ > 飼育 > ペレット


量

さまざまな意見が存在します。
成長期(およそ六か月まで) 体重の1.5~3%  ※ただし、人によっては食べ放題が良いという方もいらっしゃいます。
維持期 体重の1.5%以下

一日二回に分けて給餌するのが一般的です。(一気に食べつくすことがない子であれば、一回で与えても構いません。)
体型、年齢、運動量、歯牙疾患の有無などの様々な要因によって給餌量は変化しますので、あくまでも目安です。
どの年齢でもペレットよりも牧草を食べてくれたほうが、健康に良いので私は成長期であっても、食べ放題にはしないほうが良いと思います。
食べ放題にするとペレットのほうが一般的に嗜好性が高いので、牧草を食べなくなってしまったり、消化管運動が低下したりする可能性があるからです。

あくまでペレットは牧草だけでは不足しがちな栄養素を補うというのが私の考えです。

歯から見るペレット

ウサギの歯は高冠歯型の常生歯型(無根歯)に分類されます。
人とは異なり、常にウサギの歯は伸長し、歯根が明確にありません。
(歯根:人で言う、歯茎に埋まっている目に見えない歯の部分)

ウサギは、マウスなどのゲッ歯類と歯の使い方が異なります。
ゲッ歯類は、歯を前後に動かして食物を細かくするのに対し、ウサギは草をつかんで引っ張り、前後左右に歯を動かします。
これは人間にも似ており、右で噛んでいるときは、左で噛めず、左で噛んでいるときは右で噛めなくなっています。

また、上顎の切歯(前歯)の先端は「ハ」の字型になっており、下顎の歯はそれと合う様に同じ形をしています。(八の字咬合)
ゆえに、噛み合せが良くないと先端が尖ったまま、歯が成長し(スパイク形成)歯肉を傷つけたり、上顎の歯がさらに左右に大きく離れていってしまうことがあります。

大量のペレットフードを食べると(=牧草をあまり食べないと)、必然的に本来の運動とは異なり、上下に歯を動かす回数が増えます。これによって、歯の使い方、削られ方が変わり、不正咬合などの歯の疾患につながっていってしまう可能性があります。

ラビットフード(ペレットフード)は元々、短命な実験動物に高栄養な餌を与えるために開発された物です。ペットとして長生きするウサギの歯のことを考えられたフードではないことを心に留めておいていただきたいです。 もちろん今ではペットとして飼われているウサギ用にペレットは開発されていますが、そういう背景を知っておいてもいいのではないでしょうか?

[結論]
なるべく牧草中心の食生活にすることによって、歯の疾患を防ぎ、ラビットフードは必要最低限にとどめよう。

ペレット選びのポイント



アルファルファ?チモシー?ベースは?

アルファルファ自体は高カロリー、高カルシウムと言われており獣医さんによってはチモシーベースのペレットを推奨している方もいらしゃいます。
しかし、近年開発されているペレットはそのようなことも考慮されて成分調整をしてある製品もあるので一概にそっちがいいとは言えません。
私は、アルファルファやチモシーといったベースで選ぶよりも、成分表を重点的によく読んで選んであげたほうが良いと思っております。

ハード?ソフト?

「ハード=よく噛むことによって歯の伸長防止につながる」というものではありません。ペレットを食べる時の顎の動かし方では、歯が削られることは少ないです。
ものによっては歯根に負担がかかり過ぎて歯を悪くする可能性があります。
ですから、硬すぎるペレットを与えないようにしましょう。これは私の個人的な基準ですが、
「ハードタイプだから歯の伸長防止につながる」といったようなことが書かれているパッケージのものは、選ばないようにしています。

栄養面から

提案されているペットの成ウサギのためのラビットフード 参考文献:ラビットメディスン 著 Frances Harcourt-Brown
粗繊維:>18%
不消化繊維:>12.5%
粗蛋白:>12-16%
脂肪:1-4%
カルシウム:0.4-1.0%
リン:0.4-0.8%
ビタミンA:10000-18000IU/kg
ビタミンD:800-1200IU/kg
ビタミンE:40-70mg/kg
微量元素他:マグネシウム0.3%,亜鉛0.5%,カリウム0.6-0.7%

最も大切なものは繊維ですが、この数値を鵜呑みにしてはいけないと思います。
「粗繊維」という表記には、セルロースがほとんどでありますが、ヘミセルロースやリグニンの一部が含まれるため、消化できる繊維と、消化できない繊維(不消化繊維)を分離していないという欠点が存在します。
ウサギにとってはこの不消化繊維というものが非常に大事で、少ないと自発的採食の抑制、消化管運動低下につながります。
「不消化繊維」と書かれているペレットが存在するかどうか私にはわかりませんが、粗繊維(全体)が多いから、不消化繊維(一部)も多いだろうという意味で、粗繊維がなるべく多いペレットを与えてあげたほうが良いと思います。

※ただし、ペレットに含まれている繊維の粒子の大きさなどにも非常に大きな影響を受けますので、パーセンテージだけでは判断できない部分も存在します。

トップへ戻る